SAKUYA blog

今回で完結。
最後までシャカリキとくらべて見てしまった作品です。
数ヶ月前にシャカリキを読んで昔の印象だけでよいというのでは
なく改めてシャカリキが面白かったです。
とにかく比べて見て思ったのがOver Driveでは試合中に回想シーン
ばっかが占めていて自転車の試合が軽い。
シャカリキも回想シーンはあったけどいい感じでキャラに深みを
出すのに使われていたくらいであとは自転車の試合そのものが
熱かった。抜きつ抜かれつのレース展開でも後ろからジワジワと
攻めてくる感じを声援の大きさが近づいてくることから感じてくるとか
試合そのものが丁寧でした。
でもOver Driveでは回想シーンがあっていきなり後ろにおると
思っていたのが急に真後ろに現れたり。
篠崎なんかスプリンターのくせにちょっとした応援や回想シーンを
入れるだけでパワーアップして走り出したりと全然燃えなかったです。
回想シーンを入れることでいったん話しが切れるから余計だと
思います。
あと篠崎が自転車に乗って浅いこと。スプリンターが長時間試合に
臨んで耐えてること、しかもトップ争いに参加できるわけがないと
いう感覚がのこってるので余計に最後まで燃えるものはなかったです。
シャカリキを読んでなかったらもう少し違う感想になるかもしれない
けど同じ自転車作品としてみるとどの部分もだめだなというのが
目についた作品でした。

作者：安田剛士